STEP3.導入アプリケーションの選定と各種設定

1.インターネットサーバーのために必要なもの

 インターネットにはなんとかつながりました。けれども、Webページをみるためにはブラウザが必要なように、サーバーを運営するためにはそのアプリケーションが必要です。最小限必要なものとして以下のものがあります。

他にもFTPサーバーソフトというのもありますが、今回はとりあえげませんのでFTPサーバーを導入したいという方は自分で勉強して下さい。
 とりあえず、各アプリケーションがどういう役割をしているかものすごく簡単に書いておきましょう。あくまで簡単になので、厳密には違う説明になっていることもあります

DNSサーバーソフト
 インターネット上でwww.mydomain.co.jpというドメイン名のサーバーがどこにあるかというのを教える
WWWサーバーソフト
 ブラウザからサーバーに送られてくるリクエストに応えてWEBページを送る
Mailサーバーソフト
 インターネットから送られてくるメールを受け取り、その利用している各メールアドレスの人に配送する。また、インターネットに向かって出されたメールを相手先のサーバーを探し送る
セキュリティ管理ソフト
 インターネットからくる訪問者に対して、自分のコンピュータを守る

おおまかに書くとこういう感じのものです。各アプリケーションは、無料のから有料のものまで様々なものが用意されていますが、今回は以下のアプリケーションを使用しています。

DNSサーバーソフト → BINDforNT
WWWサーバーソフト → Microsoft Internet Infomation Server (IIS)4.0
(Perlアプリケーション → Active Perl5.18 & Jperl パッチ
Mailサーバーソフト → EMWAC Internet Mail Service
セキュリティ管理ソフト → 未定
(アプリケーションの名前をクリックするとダウンロードのページにいけます)

 セキュリティ管理ソフト以外はすべて無料のアプリケーションなので、ダウンロードしてきてください。インターネットインフォメーションサーバー(IIS)はNTについてくるOptionpackのCDに入っていますが、マイクロソフトで最新版のIIS4.0がダウンロードできますので最新のものを使っています。Perlというのは、Web上でCGIを動かすためのアプリケーションなので入れておいた方がいいかと思います。
 なお、IISはDNSの機能もついていますが、セキュリティなどの関係からBINDの方がよいと聞きましたので、今回はGUIではないのですがBINDを使っています。