STEP4.ドメイン名の取得とDNSサーバーの設置

5.ネットワーク項目の追加

 先ほど"ネットワーク項目のTCP/IPの設定"で後回しにしていた項目を覚えていますか?そう、DNSの項目です。ここではそのDNSタグの中で、先ほどサーバー名を入れた項目の横にあるドメインという項目にresolve.confの時に入れたドメイン名を入れてください。ですから、ここのサーバーの場合なら2choume.comということになりますね。
 あとその下にある「DNS検索サービス」には、「使用するPCのIP」と「セカンダリのIP」を追加して、あと「ドメインサフィックスの検索順序」の項目にもドメイン名を入れておいてください。
 UNIXの場合はこの設定がresolv.confになっているのでBINDと1つの項目ですが、NT上ではBINDとは別設定となっているようです。つまりNT側の設定をしないとDNSの確立ができないようです。

 

6.DNSControllerの起動と正常性の確認

 すべてのファイルの設定が終了したらdb.zoneinfoとDB.INADDRとDB.127.0.0のファイルにある、「serial number」と書いてある行の数字に1つ数字を足して下さい。すべて増加させたら、コントロールパネルの中にある「DNSController」を開いて下さい。

コントロールパネル

 パネルの中にある「Reload Database」を押し「Restart Server」押してBINDを再起動します。RunningにチェックがついていればOKですがついていない場合は「Start Server」を押してみて下さい。
 これでDNSは起動しました。

BINDforNT

DNSがちゃんと動いているか確認するために、以下の作業でテストしてみてください。

  1. 「スタート」から「ファイル名を指定して実行」を選びます。
  2. 「名前」のところで、「nslookup」と入力して開いて下さい
  3. コマンドプロンプトの画面になって
    Default Server: (ホスト名).(ドメイン名)
    Address:  (使用するPCのIP)
    Aliases:  (使用するPCのIPの逆から書いたもの).in -addr.arpa
    と表示されればちゃんと動いています。
  4. あと自分の(ホスト名).(ドメイン名)を入力して同じように表示されればOKです。

 以上でプライマリDNSの設定は終わりです。
もし自分で2台目のPCを用意してセカンダリDNSを設置する方はこちらをご覧下さい。
     → セカンダリDNSの設置方法
そうでない方は、普通通り下のNEXTから次のページに行って下さい。